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大人ピアノ愛好者たち

大人ピアノ愛好者、とひとくちにいっても、いろんなタイプの人たちがいることに気付く。

ここで、「愛好者」とは、「音楽の専門教育を受けていないが、趣味でピアノを弾いているひとたち」と定義してみる。

 

音大附属のお子ちゃま向け専門教室やら、幼少時からコンクール上位入賞者を多数輩出するような先生やら音大教員の門下で勉強したようなひとたち(その結果、音大に進んだ人も進まなかった人もいるでしょうけれど)は含まない。

 

専門的なお教室ではないところで、

①大人になってからピアノを始めた人

②大人になってからピアノを再開した人

③子供時代から、ずっと続けている人

を「愛好者」としましょう。 

(異論あるかもしれませんが、とりあえずの定義)

 

自分の参加する集まりなんかを見ていても、①、③のタイプは少なくて、

②が圧倒的に多いように感じる。私もそのひとりですし。

 

そして・・・これは、本当にびっくりするくらいなのだけれども、

サークルや弾き合い会などでは、実は同世代の女性が相当数に上るし、

時間を見つけては読ませてもらっているアマチュア愛好者のブログなどを見ても

「20数年ぶり」「30年ぶり」に再開した人たちの多いこと!

つまり、アラフィフ周辺世代なんです。

 

これは、やはり、高度経済成長期=国内でピアノが一般家庭にも普及した時期 を

考慮すると至極当然なのかもしれない。

※参考:(年代・製造番号別グラフ - ヤマハピアノのあゆみ - ヤマハ株式会社

昭和30年代後半~昭和60年代までが、YAMAHAのピアノ製造台数(ほぼ出荷台数とみてよいはず)が年間7万台~20万台だった黄金時代。

この時期にピアノが習い事だった世代と考えると、昭和30年生まれ~昭和60年生まれ

くらいまでの世代(現在、30歳~60歳くらいに相当する年代)にピアノという習い事が浸透していたのでしょう。

ただ、30歳代といえば、結婚、出産、育児で大忙しの世代。仕事をしている人ならば働き盛りで将来のキャリアの基盤を作る上でもとても忙しい世代であり、ピアノ再開というには忙しすぎる人たちかも。

そう考えれば、今、ピアノを再開する人達に、アラフィフ周辺世代が多いのもとてもよくわかる話です。

そして、この世代というのは、「高度経済成長期~石油ショックの頃に、ピアノを習っていた」ということ。

この時代は、ピアノが一般家庭に普及しはじめた時期です。

教材といっても、今ほど多彩な導入教材はなくて、「バイエル」「メトード・ローズ」から「ブルグミュラー25」「ハノン」「チェルニー30番、40番・・・」の、一本道だった時代。

そんな昭和のピアノ教室で習った生徒たちが、今、再開組の多数となり、

「昭和のピアノ奏法」が、ある意味、負の遺産となってしまっているケースが、実に多くあるように見える。

 

ブログを見ていて気になるのは、再開者たちが、いわゆる基礎教材(ハノン、チェルニー等)にガッツリ取り組んで、「手が痛い」と書いているケースが散見されること。

幸い、私は、ピアノの練習で手が痛くなったことはないので、そうなってしまう状況がよくわからなかったりします。

 

大人ピアノ再開者、今時のピアノ教室、昭和のピアノ教室、レッスンなどなどについて、考えることを少しずつ書き連ねていこうと思っています。